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名称 |
Cabernet Sauvignon Royal Reserve / Domaine Boyar (カベルネ・ソーヴィニヨン・ロイヤル・リザーヴ / ドメーヌ・ボイヤール) | |||
産地 | ブルガリア、ヤンボール(Ianbol) | |||
ワインのタイプ | 赤 | アルコール度数 | 12% | |
使われているブドウ | カベルネ・ソーヴィニヨン | |||
ブドウの収穫年 | 1994 | 輸入業者 | メルシャン株式会社 | |
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★☆☆☆☆ | ||
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★☆☆ | |||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | |||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★★☆☆ | |||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★★★☆☆ | |||
買った日とお値段 | 2001年6月2日 / 1300円 | |||
買ったお店 |
ビックリワインハウス楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/bikkurisaketen/ | |||
飲んだ日 | 2001年6月29日 |
甘い果実の香りと木の香りがふわっと立ち上ります。上品ながらもしっかりとした果実味とおだやかな酸味のあるワインで、飲み終わったあとにも喉から鼻にふんわりとした香りが残り、味の余韻も非常に長くあります。フランスワインほどの重層感や厚みはありませんが、イタリアワインほど軽やか、華やかというわけでもありません。しかし、ほどよい奥行きと繊細さがあり、ニューワールドワインとは違った、ヨーロッパのワインならではの品のよさが楽しめます。ブルガリアワインはこれまでにも何本か飲んだことがありますが、どれも上品な味わいで美味しかった印象があります。そのなかでもこのワインは、とくに気品があって美味しいように思います。
妻は、抜栓直後から「フィグの香りと味がする」というのですが、自分にはよくわかりませんでした。抜栓後1時間ほどすると、甘い皮のような、あるいは湿った落ち葉のような、よい香りがしてきます。自分はワインのこの香りがかなり好きなのですが、妻にはよくわからないらしいです。
カベルネ・ソーヴィニヨンでありながら、いわゆるタンニンの渋みはほとんど感じません。このためもあってか、全体に口当たりは非常にやわらかいです。酸味はしっかりとあるので、たとえばメルロー種の葡萄でつくったワインほどにまろやかということはないのでしょうが、およそ7年の熟成を経ているからか、角の取れた丸い味がします。とても美味しいワインです。
■ 今日の食卓:ひき肉、ピーマンなどのそぼろを包んだオムレツ。にんじんとインゲンの温野菜、味噌マヨネーズソース。小麦の味のする白パン。
野菜の甘み、それにマヨネーズと味噌の塩気は、赤ワインとよく合うようです。双方の味を壊すことなく、美味しく飲めます。ワインがやわらかい味なので、料理もやはり、やわらかい味とのバランスがよさそうです。いくぶん塩気の強いオムレツとも、楽しくワインを飲めます。基本的に、塩味と赤ワインは合うように思います。
しかし、いちばん美味しいのはやはり、小麦の味のしっかりする白パンと赤ワインの組み合わせでしょう。一般的に「ワインにはチーズ」といわれていますが、美味しい田舎風のパンのほうが、チーズとよりも美味しく赤ワインを飲めるように思います。