名称 |
Lacryma Chirsti del Vesuvio Rosso / Caputo (ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスヴィオ・ロッソ / カプート) | |||
産地 | イタリア、カンパーニア州ポンペイ近郊ヴェスヴィオ山斜面(DOC) | |||
ワインのタイプ | 赤 | アルコール度数 | 12.5% | |
使われているブドウ | アリアーニコ、ピエディ・ロッソ | |||
ブドウの収穫年 | 2000 | 輸入業者 | 日欧商事株式会社 | |
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★★☆☆☆ | ||
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★☆☆ | |||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | |||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★★☆☆ | |||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★★☆☆☆ | |||
買った日とお値段 | 2001年10月6日 / 1500円 | |||
買ったお店 |
italia.ne.jp楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/italia/ | |||
飲んだ日 | 2001年10月21日 |
濃く、少し黒みがかった赤い色。酸味を感じさせる香りがさわやか。あと口に渋みが残るが、飲み口は酸味を中心とした軽いもの。飲みやすいが印象は硬く、果実の甘みやまろやかさが足りない。2000年ヴィンテージとまだ若いからだろうか。渋みや酸味が、もう少しこなれた味になっているといいのだが。
抜栓後1時間以上すると、いくらや酸味がおだやかになり、また渋みが強調された味になってくる。それで全体がまとまってきた印象になるかというと、そうではなく、味やバランスのまとまりはあまりよくない。「キリストの涙(Lacryma Christi)」というロマンティックな名前がついているわりには荒々しく、南イタリアのワインにしてはめずらしく食卓に楽しみを運ばない(その意味でいえば、このワインの名前の由来*に反するものではないかな)、おいしく飲めるとはいいきれないワイン。
* Lacryma Christi: ヴェスヴィオ火山の噴火で荒廃したポンペイの町を見て嘆いたキリストが涙を流し、その涙が大地に落ちたところに葡萄の木が生い茂るようになった。そして、その葡萄からつくられたワインに「キリストの涙(Lacryma Christi)」という名前をつけた……のだそうだ。つまり、キリストの嘆き・悲しみから生まれたワイン。
■ 今日の食卓:
クリームシチュー / 手盛り豆腐 / ハムのサンドイッチとコロッケのサンドイッチ
シチューも豆腐もやさしい甘みがたっぷりで、とてもおいしい。このおいしさをワインが壊すことはないが、よりおいしくする組み合わせでもない。とくに調和するといった印象はない。
コロッケサンドとの相性はまずまずか。いくらか油分を感じさせるものとのほうが、酸味が強く荒い感じのこのワインにはあうようだ。