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Barbaresco Riserva / Dardano



vino 名称 Barbaresco Riserva / Dardano
(バルバレスコ・リゼルヴァ / ダルダーノ)
産地 イタリア、ピエモンテ州バルバレスコ地区(DOCG)
ワインのタイプアルコール度数 13%
使われているブドウ ネッビオーロ
ブドウの収穫年 1992 輸入業者 重松貿易株式会社
味わい 渋み(★が多いほど渋い) ★★☆☆☆
酸味(★が多いほど酸っぱい) ★★★☆☆
重み(★が多いほど味が濃い) ★★☆☆☆
香り(★が多いほど香りが強い) ★★★☆☆
好み(★が多いほど自分は好き) ★★★☆☆
買った日とお値段 2002年1月7日 / 1992円
買ったお店 お手軽ワイン館楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/winekan/
飲んだ日 2002年1月27日



 同じ日に同じ店から買った同じワインが、まったく違う味がするところがワインって難しい。ほんの1週間ほど前に飲んだほうのボトルは、まるでこれからブランデーになろうかとしているのかのごとく、味にも香りにもワインとは違う変化が現われてしまっていた。しかし今回のボトルは、きちんと熟成したワインの味と香りを持っている。
 色合いは少し枯れた赤茶色だが、まだ美しい輝きがある。まろやかな甘い果実の香り、柔らかい酸味と心地よい渋みがあり、それらがバランスよく味わえる。抜栓から1時間以上を過ぎると、渋みがよりはっきりと口に残るようになり、いっそう味わいに複雑さが増す。
 およそ10年の熟成を経たやわらかな味わいのバルバレスコとして、1992円という売価以上の満足感が味わえる。

今日の食卓: ポテトグラタン / ゆでソーセージ
 少し燻製された香ばしい香りとパリっとした歯ごたえ、あふれるジュースが美味しいゆでソーセージに、やわらかな熟成感を持ったワインがとてもいい塩梅。肉類とバルバレスコの相性のよさが感じられる。
 グラタンも、少し塩気の強い味つけだったが、それがかえってワインのつまみとしてよい感じになっていた。








ブドウの収穫年 1992 輸入業者 重松貿易株式会社
味わい 渋み(★が多いほど渋い) ★★☆☆☆
酸味(★が多いほど酸っぱい) ★★★☆☆
重み(★が多いほど味が濃い) ★★☆☆☆
香り(★が多いほど香りが強い) ★★★☆☆
好み(★が多いほど自分は好き) ★☆☆☆☆
買った日とお値段 2002年1月7日 / 1992円
買ったお店 お手軽ワイン館楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/winekan/
飲んだ日 2002年1月19日



 およそ10年を経ているのに1992円と、バルバレスコ・リゼルヴァとしては格安なので、多少の不安はあったのだが、それが適中してしまった感じ。以前に別のお店でCantine Marchesini(カンティーネ・マルケジーニ)のバローロ1994年を1780円という格安で買ったときもそうだったのだが、いわゆる「ワインの熟成」とは違った味の変化がビン内で起きてしまっている。熟成したワインになろうとしているのではなく、これからブランデーになろうとしているような印象がある。色はいくぶん赤茶けているが、艶はある。飲めなくはないのだけど、熟成の方向を間違ってしまっている。
 おだやかな渋みとやわらかな酸味は丸くまとまっていて、なかなか口当たりがいい。これがきちんとした方向で熟成し、ブランデーぽくなっていなければ、なかなか美味しいお買い得ワインだったのだろうに、残念。

今日の食卓: リングイーネのペスカトーレ / オリーヴ / アーティチョークのオイル漬け / サン・フェリシアン
 ワインにそれほど重さや強さがないため、ペスカトーレともバランス的に悪くない。いくぶん魚臭さが感じられるときもあるが、全体にトマトソースのさわやかさとはよい相性といえそう。
 塩味の心地よいオリーヴやアーティチョークも、つまみとして魅力を発揮している。ここではブランデーぽい味になってしまったことが、かえって相性度を上げているような気もする。
 サン・フェリシアン(Saint-Felicien)はフランス・ヴィヴァレ地方産のウォッシュチーズ。無殺菌乳を使ってつくるそうで、フレッシュなミルキー感とウォッシュならではの熟成した甘みがしっかりと感じられる。単体としてはとても美味しいチーズだが、このワインとはカビ臭さが強調されてしまってもうひとつだった。ブランデーぽさが悪かったのかも。








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