名称 |
Valpolicella Superiore / Antica Venezia (ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ / アンティカ・ヴェネツィア) | ||
産地 | イタリア、ヴェネト州ヴェローナ(DOC) | ||
種別 | 赤 | ||
使われているブドウ | コルヴィーナ、ロンディネラ、モリナーラ | ||
ブドウの収穫年 | 1997 | ||
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★★☆☆☆ | |
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★★☆ | ||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | ||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★★★☆ | ||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★★★★☆ | ||
買った日とお値段 | 2000年10月31日 / 750円 | ||
買ったお店 | 近所のセブン-イレブン | ||
飲んだ日 | 2000年11月14日 |
ラベルがとてもおしゃれできれい。さすがイタリアという感じです。
コルクを抜いた瞬間から、甘い果実の匂いがふんわりと香ります。味も、酸味が強くすっきりとしていますが、それに負けない甘さがあります。酸味と甘みのうしろには、おだやかな渋みが全体を支えているので、ただ軽くて飲みやすいだけのワインにはならず、充分に味わい深いものになっています。
抜栓直後は甘さと酸味がそれぞれ個別に主張していましたが、30分を過ぎたあたりから、バラバラに美味しかったそれぞれの味がひとつにまとまり、酸味と甘み、渋みの一体感が楽しめる味になりました。酸味がおだやかになる一方で渋みが増し、抜栓直後よりも厚み、深みが出てきたように思います。
1時間半を過ぎたあたりからは渋みが後退し、味の厚みや深みも弱くなって酸っぱいワインに変わってきてしまいますが、それでも甘い香りの魅力はいつまでも続きますし、味のなかにも甘みが残り続けるので、それほど「酸化した」という印象はありません。
安いワインですが、とても美味しいと思います。1997年というのはイタリア・ワインの当たり年らしいですが、イタリアらしい華やかさ、楽しさが感じられるワインです。
大根、白菜などの野菜をトマトとパプリカで煮込んだハンガリー風スープとも、とても美味しくいただけました。もともとイタリアのワインはトマトソース系の味に合うといわれていますが、それが実感できます。
チーズはイギリス産のマチュアード・チェダーというのを食べてみました。12か月熟成させた香りの強いチーズですが、その香りの強さと甘みがワインの甘みと匂いを少し消してしまい、ワインの渋みと酸味が強調されてしまいました。
相性が悪いとまではいいませんが、おたがいを引き立てあうという関係でもないようです。