名称 |
Agamium = Colline Novaresi / Antichi Vigneti di Cantalupo (アガミウム = コッリーネ・ノヴァレージ / アンティキ・ヴィニェーティ・ディ・カンタルーポ) | |||
産地 | イタリア、ピエモンテ州コッリーネ・ノヴァレージ地区(DOC) | |||
ワインのタイプ | 赤 | アルコール度数 | 12% | |
使われているブドウ | ネッビオーロ | |||
ブドウの収穫年 | 1998 | 輸入業者 | 有限会社エトリヴァン | |
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★★☆☆☆ | ||
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★★☆ | |||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | |||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★★☆☆ | |||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★☆☆☆☆ | |||
買った日とお値段 | 2002年10月6日 / 590円 | |||
買ったお店 |
葡萄酒蔵ゆはら楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/yuhara/ | |||
飲んだ日 | 2002年10月6日 |
飲んで最初の印象は「酸っぱい」だった。バローロなどと同じネッビオーロでつくったワインだが、力強さや重さはあまりない。甘みも少なめ。渋みは感じられるが、味に重層感を与えるほどではない。
Cantalupo(カンタルーポ)はバートン・アンダースンの『イタリア・ワイン』でもよい作り手と紹介されていて、Agamium(アガミウム)についても「よいDOC」として名があがっているのだが、わざわざ名前を出すほどのワインとは思われない。けっしてまずくはないが、1000円程度のワイン(今回はオークションで安く落札したが、一般的な市場価格は1000円程度のようだ)なら、たとえばプーリアなどに、これ以上の美味しさのあるワインがたくさんあるだろう。
■ 今日の食卓 ■
焼き銀杏
エリンギのバターソテー かぼす風味
ほうれん草とジャガイモ、コンビーフのオーブン焼き
酸味が強いので、脂っこかったり味が強い料理に合いそうだ。実際、コンビーフの入ったオーブン焼きとはよい相性に感じる。しかし、銀杏やエリンギなどの素朴な味のものには、酸っぱさばかりが際立ってしまい、料理の味を高めることはしない。
………………
4日後の10月10日に、同じ日に同じお店で一緒に落札したもう1本のAgamiumを飲んだところ、こちらは酸味がおだやかで、湿った落ち葉や皮のような甘い香りがし、味にも上品な甘みと奥行きがあった。これならそれなりに美味しいワインだと思う。ボトル・コンディションの違いだと思うが、やはり最初の出合いは美味しいボトルであってほしいなと思ったのでした。