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Amarone della Valpolicella Classico / Salvalai



vino 名称 Amarone della Valpolicella Classico / Salvalai
(アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ / サルヴァライ)
産地 イタリア、ヴェネト州ヴェローナ近郊ヴァルポリチェッラ・クラッシコ地区(DOC)
ワインのタイプアルコール度数 ?%
使われているブドウ コルヴィーナ65%、ロンディネッラ20%、モリナーラ15%
ブドウの収穫年 1997 輸入業者 日本酒類販売株式会社
味わい 渋み(★が多いほど渋い) ★★☆☆☆
酸味(★が多いほど酸っぱい) ★★★★☆
重み(★が多いほど味が濃い) ★★★★☆
香り(★が多いほど香りが強い) ★★★★☆
好み(★が多いほど自分は好き) ★★★★☆
買った日とお値段 2002年10月1日 / 990円
買ったお店 セラー専科楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/cellar/
飲んだ日 2002年10月13日



 アマローネで、しかもクラッシコで、なぜか売価が990円!という激安。大丈夫なんだろうかとちょっと心配しつつ買ったのだが、これが激ウマだった。通常はだいたい2500円くらいで売られているようで、アメリカでも25ドル程度と、アマローネとしては安い部類に入るが、アマローネならではの特徴のある味わいが充分に楽しめる。1ケースくらいまとめて買っておくんだった。
 豊かな甘み。アルコール度数の表記がないのでわからないが、たぶん14度くらいは余裕であるだろう。たっぷりしたアルコール分とむせかえるような果実味をきめの細かい酸味がおだやかにまとめている。口に含んでいる最中に感じられる渋みは弱いが、あと口にやわらかな収斂味が残る。抜栓直後から香るヴァルポリチェッラらしい甘い香り。グラスをまわすといっそう匂い立つ。
 バックラベルに「飲む2時間前に抜栓しろ」とあるので、そのとおりにした。抜栓直後にも少しだけ味見をしたが、やはり2時間後のほうが味がまとまり、特徴的な甘さと酸味のバランスがよくなっている。ただ、3時間を過ぎると少しアルコール臭さが強まってきて、味にも酸化した印象が出てくるような気もする。別の日に開けた同じサルヴァライのアマローネはもう少しライフが長かったように思うので、ボトル・コンディションの違いかもしれないが、おそらく抜栓後2時間前後がもっとも美味しい時間帯であるのだろう。

今日の食卓
 ビーフシチュー
 チキンのピラフ トマト風味
 Pecorino Romano(ペコリーノ・ロマーノ)

 しっかりした味のビーフシチューにまったく負けない強さを持っている。もしかしたらワインのほうが強いかも。
 ピラフはレトルトで、けっこう美味しいのだが、ワインの強さの前に打ち砕かれた感じ。
 羊の乳で作ったイタリア産のハード・チーズ、ペコリーノ・ロマーノは、スーパーで買った真空パックのものであるせいもあってか、かなり塩味が強く、他のイタリアワインとあわせたときはもうひとつだったのだが、甘みが強くボディの厚いこのワインとは、意外とバランスが取れていい塩梅に楽しめる。味の濃い同士の組み合わせなので、飲み&食べ続けると疲れてきてしまうところもあるが、相性としてはよさそう。
 イタリアワインのなかでも独特の甘みと強さのあるアマローネは、食中酒というよりは食後酒のほうがふさわしいのかもしれない。その強さと甘さが料理に合わせにくい気がする。それよりも食後に、ゆっくりと時間をかけて豊かなときを楽しむ際のお供としてのほうが、ワインの魅力がいっそう高まりそう。








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