名称 |
Heritage / Domaine Santa Duc = Yves Gras (エリタージュ / ドメーヌ・サンタ・デュック = イヴ・グラ) | |||
産地 | フランス、コート・デュ・ローヌ地方 (Vin de Table) | |||
ワインのタイプ | 赤 | アルコール度数 | 13.5% | |
使われているブドウ | グルナッシュ60%、カリニャン30%、ムールヴェドル10% | |||
ブドウの収穫年 | NV(2002) | 輸入業者 | 株式会社稲葉 | |
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★★☆☆☆ | ||
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★★☆ | |||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | |||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★☆☆☆ | |||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★★☆☆☆ | |||
買った日とお値段 | 2003年10月4日 / 1280円 | |||
買ったお店 |
京橋ワインリカーショップ楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/kbwine/ | |||
飲んだ日 | 2003年10月12日 |
2002年はフランス南部を洪水が襲い、ローヌ地方のワイン産地は大損害、ヴィンテージ的には最悪の部類といわれている年。サンタ・デュックはローヌ地方ジゴンダスのトップ生産者のひとつだが、やはりこの年は厳しかったのか、通常ならコート・デュ・ローヌACとなるワインがワイナリーの期待する水準にならず、やむなくテーブルワインとしてリリースした……といわれているのがこのエリタージュ。しかし、このワインのどこが不満でテーブルワインにしたのかわからないくらいレベルが高い……と多くのワインショップが紹介しているのだけど……。
サンタ・デュックのジゴンダスはかなりおいしくて、このワインもけっこう期待していたのだけど、結論からいえば、やっぱりテーブルワイン・レベルかなと思う。ローヌにしては薄めの色合い。香りも弱め。かなり辛口に仕上がっていて、酸味もしっかりしているが、ローヌワインの魅力であるパワフルな果実味は感じられない。渋みもあまり強くなく、旨みに欠ける。ある販売店が「これはイブ・グラ(サンタ・デュックの当主)が望んでいる味とは思えないので、当店では販売しない」と表明していたが、それが納得できる気がする。自分はジゴンダスしか飲んだことがないが、サンタ・デュックのワインはもっと果実味が豊かで旨みや厚みがあるはず。しかしこのエリタージュは、酸味を中心にした単純な味わいで、ふくよかさが感じられない。たしかに、得体の知れないメーカーの安いコート・デュ・ローヌにくらべれば味は強いし、それなりに厚みなどもあるといえそうだけど、ジゴンダスのスーパースターと呼ばれるつくり手のリリースしたものと考えると、あまりにも普通。サンタ・デュックということを考えずに、ふつうに1000円代前半の手頃なコート・デュ・ローヌとして楽しむべきワイン。過大な期待を抱かなければ、普通においしく味わえる。
■ 今日の食卓 ■
お好み焼き
タコとベーコン、サクラエビのお好み焼きを焼いた。お好み焼きミックス粉を使ったためか、ちょっとホットケーキぽい、ふわふわ感と甘みを感じるお好み焼きに仕上がった。ケチャップソースとからしマヨネーズでこってりめに味つけたこともあり、辛みの強いワインとのバランスは悪くない。ワインに不足気味の旨みも、お好み焼きが補ってくれたように感じる。