名称 |
Vino Nobile di Montepulciano / Cecchi (ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチァーノ / チェッキ) | |||
産地 | イタリア、トスカーナ州モンテプルチァーノ(DOCG) | |||
ワインのタイプ | 赤 | アルコール度数 | 13% | |
使われているブドウ | プルニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ・グロッソ) | |||
ブドウの収穫年 | 1995 | 輸入業者 | 大榮産業株式会社 | |
味わい | 渋み(★が多いほど渋い) | ★☆☆☆☆ | ||
酸味(★が多いほど酸っぱい) | ★★★☆☆ | |||
重み(★が多いほど味が濃い) | ★★☆☆☆ | |||
香り(★が多いほど香りが強い) | ★★☆☆☆ | |||
好み(★が多いほど自分は好き) | ★★★☆☆ | |||
買った日とお値段 | 2001年4月7日 / 1600円 | |||
買ったお店 |
ビックリワインハウス楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/bikkurisaketen/ | |||
飲んだ日 | 2001年4月14日 |
酸味はしっかりしていますが、全体的に非常におだやかな味わいです。それが、このワインがもともと持つ味わいなのか、それとも6年という時間がまろやかにしたのかはわかりませんが、とんがったところのない、丸い味のするワインです。
抜栓直後は少しほこりっぽい匂いがしましたが、それはすぐに収まり、その後はフィグのような甘酸っぱい果物の匂いがしていきます。味は、キァンティにちょっと似た感じがします。このワインをつくるプルニョーロ・ジェンティーレというぶどうはサンジョヴェーゼ・グロッソとも呼ばれ、キァンティをつくるサンジョヴェーゼ種を品種改良してつくられたもののようです。味わいにキァンティと似た印象を受けるのは、そのせいかもしれません。
渋みや苦味といったものはあまりなく、酸味が中心なのですが、だからといって酸っぱいだけのワインというわけではありません。アルコール度数が高いところを見ると、たぶん糖分も高いのでしょう。酸味のむこうに甘みがきちんと感じられ、それゆえにふくよかな味わいになっています。
重さや強さがなく、そういう意味ではあまりインパクトが強くありませんが、やわらかくさわやかで、飲みやすいワインだといえます。
抜栓後1時間ほど経つとさらに甘みが強まり、またあとくちに渋みも感じるようになり、いっそうおいしくなりました。もう少し抜栓時間を多くとってから飲めばよかったかな。
料理は、豚肉とセロリ、トマトのスープにショートパスタを浮かべたものを用意しましたが、とくに相性がどうのといった感じはありませんでした。おたがいに味を壊すことなく、かといって引き立てあうという関係でもありません。ワイン、料理、それぞれに独立しておいしいといった感じです。
チーズはフランス産のSaint Andre'(サン・タンドレ)という白カビチーズを用意しました。非常にクリーミーで濃厚なチーズですが、これとワインとの相性はとってもグッド。チーズ周囲のカビの部分を食べるとカビ臭が強調され、ブルーチーズ的な感じになってワインの味が落ちてしまうので、中のクリーミーな部分だけを食べたほうがいいようです。そうすると、さわやかな甘みを持ったこのワインに、チーズがふくよかさと厚みを増してくれます。おいしい。