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ARGENTINA


さらっと聴いたときのアルバムの印象を簡単に紹介します。


Bubu / Jinetes Negros




BUBU / ANABELAS (1978)
アルゼンチンのグループです。タイプとしてはKing Crimson(キング・クリムゾン)系でしょうか。粘っこいギターと、どこか邪悪にも感じられるサキソフォンの響きが印象的な、ヘヴィ・シンフォニック・プログレッシヴ・ロックが聴けます。ヴァイオリンやフルートなども導入されていますが、クラシカルな印象をあたえるというよりは、ヘヴィで混沌としたなかにミステリアスな雰囲気を追加し、曲に一層の深みを与えることに貢献しています。
南米のグループではありますが、あまり「ラテン」な印象はなく、どちらかというとヨーロッパ的、あるいはブリティッシュ然としたダークな印象です。インストゥルメンタル中心でヴォーカル・パートが少ないうえ、ちょっと弱いのが、ヴォーカル・ファンの自分としては少し残念です。もっとヴォーカルがパワフル&パッショネイトならなぁ。(2003.07.20)



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JINETES NEGROS / JINETES NEGROS (2000)   alla "Musica"
れといってひねりのない曲構成、単調なリズム、平凡なアレンジ。メロディアスなハード・ロックのコーラス・パートに合唱団を入れたらなんとなくプログレ・ファンにも喜んでもらえそうな感じのものに仕上がりましたってだけのような印象です。シンフォニック・ロックとしてはオーケストレーションが中途半端。オーケストレーションの中心となるキーボードの音が妙に薄っぺらくて安っぽい。メロディアス・ハード・ロックとしても微妙。曲自体が平凡でドラマ性に欠けているのもつらいのだけど、ロックとしての躍動感というか力強さというか、聴いていてわくわく・どきどきする感じがないのがきついです。 (VIAJERO INMOVIL RECORDS: JINEGO19VIR / アルゼンチン盤CD) (2006.02.25)



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