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CUBA


さらっと聴いたときのアルバムの印象を簡単に紹介します。


Sintesis




SINTESIS / EN BUSCA DE UNA NUEVA FLOR (1978)
Sintesis(シンテシス)はキューバのグループでしたっけ。南米のロックといえばアルゼンチンやブラジルはけっこう有名なグループもあるように思いますが、キューバとかメキシコとかになると、あまり思いつきません。
それはさておき、やわらかなメロディ・ラインはイタリアっぽいです。おとなしいキーボード・アレンジや美しいコーラスも交えた歌メロなど、シンフォ・ポップス、シンフォ・プログレのファンにアピールすることまちがいなしって感じです。
あまり激しさがなく、いわゆるロック的な要素が薄めかもしれませんが、コロコロとかわいらしいハープシコードが入ったり、控えめながらうなりをあげるシンセサイザーがあったりと、プログレッシヴ・ロックらしい魅力はきちんとあります。ときにクラシカルで、ときにリリカルで、ときに神聖さすら漂わせるところ、そして美旋律にあふれたヴォーカルや構成は、イタリアン・ロック風なのだけど、おおらかなあたたかさが感じられるところが南米ならではでしょう。これでもっとダイナミズムがあればさらにカッコイイのにという感じもしますが、抑制されたヴォーカルでジャーマン・シンフォぽいおだやかさを表現したところがオリジナリティともいえそうです。
M5「Poema」はなんか聴いたことがある気がするんですが、有名な曲のカバーかなんかなのでしょうか。(SOL & DENEB RECORDS: CD SD03 / メキシコ盤CD) (2003.09.07)



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