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INDONESIA


さらっと聴いたときのアルバムの印象を簡単に紹介します。


Discus / In Memoriam




DISCUS / ...TOT LICHT! (2003)   alla "Musica"
噂には聞いていましたが、すごいです。スーパー・パワフルなカンタベリー系ジャズ・ロックのようであり、パンキッシュなハード・ロック/ヘヴィ・メタルのようでもあり。テクニカルかつハードなプログレッシヴというと、いわゆるプログレッシヴ・メタル系を思い浮かべてしまったりするのだけど、彼らの音にはヘヴィ・メタルではなく、あくまでも往年の熱くて重いヘヴィ・ロックの匂いを感じます。熱く情熱的に歌い上げる男性ヴォーカルは、まるで往年のイタリアン・ロックのようです。 (INTREPID MUSIC / MUSEA: FGBG 4500.AR / フランス盤CD) (2007.07.29)



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IN MEMORIAM / THE ULTIMATE TERRORIZING AURA OF UNLOGIC MIND (2003)   alla "Musica"
えらく派手でお祭り騒ぎ的なシンフォニック・ロックです。ツーバスをどこどこ踏みつけ、ゆるめのハイハットをラウドに殴りつけるドラマーは、明らかにヘヴィ・メタルを通り抜けてきた感じがします。けっこうハード・ドライヴィンな演奏で、プログレッシヴ・メタル的になってもおかしくないのですが、ハード&パワフルなドラマーに対してギターが弱いので、メタルにはなりません。シンフォニック風、メタル風、民俗音楽風、ジャズ風、ムード歌謡風といった要素がごちゃ混ぜに現われては消え、ドラムがそれらをぶん殴り、鍵盤はときに重厚に、ときに華麗なオーケストレーションやフレージングでそれらの要素をみごとに演出します。その一方で、なんとなくアイデアに技術が追いついていないようなベースと、ひとり地味でなんとなくベクトルが違っちゃってるようなギターがアンサンブルを不安定にしています。 (INDONESIAN PROGRESSIVE SOCIETY RECORDS/SONY MUSIC ENTERTAINMENT INDONESIA: 514789.2 / インドネシア盤CD) (2006.02.25)



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