NORWAY
さらっと聴いたときのアルバムの印象を簡単に紹介します。
Iver Kleive / Ketil Bjornstad & Erik Hillestad
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★IVER KLEIVE / KYRIE (1994) alla "Musica"
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アルバム・タイトルどおり、賛美歌風の曲が中心に収録されています。基本はピアノとオルガンを中心としたキーボード・ミュージックで、ほとんどヴォーカルも入らないしリズム・セクションも活躍しません。ポピュラー・ミュージックのなじみやすさを持った宗教音楽・教会音楽といった印象で、聴く人を選ぶかもしれません。クラシカル・シンフォニック系のプログレッシヴ・ロックが好きな人には気になる音だろうな、きっと。自分の好みとしては、もう少し「ロック」的なリズムが全体にほしいところではありますが、素敵な響きのオルガンが聴けるだけでも充分、という感じもします。 (KIRKELIG KULTURVERKSTED: FXCD 142 / ノルウェー盤CD) (2006.02.25)
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★KETIL BJORNSTAD & ERIK HILLESTAD / MESSE FOR EN SARET JORD (1992) alla "Musica"
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Ketil Bjornstad(ケティル・ビヨルンスタ)はノルウェー出身のけっこう有名なピアニストらしいです。日本盤も何枚かあるらしい。そのKetilと、このアルバムをリリースしているKirkelig Kulturverksted(キルケリグ・クルチュールヴェルクスタと読むらしい)というノルウェーのレーベルのオーナーであるErik Hillestad(エリック・ヒルスタ)によるミサ曲のようです。ソプラノ・ヴォーカルと混声合唱を中心に、穏やかなリズム・セクションやポップス楽器などが歌をバックアップします。考え方としては、フランスのGregorian(グレゴリアン)などに通じるところがあるのかな。でも、Gregorianは完全にポップス・フィールドの音楽だと思いますが、このアルバムはもっとシリアスで、クラシック寄りかもしれません。 (KIRKELIG KULTURVERKSTED: EXCD 112 / ノルウェー盤CD) (2006.02.05)