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さらっと聴いたときのアルバムの印象を簡単に紹介します。
*** gruppo ***
Quasar Lux Symphoniae / Quintorigo
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★QUASAR LUX SYMPHONIAE / MIT (1999)
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シンフォニック・ロックを演奏するイタリアのグループ。歌詞は基本的に英語(一部イタリア語もあります)ですが、たおやかなメロディや美しい流れにユーロ・ロックの香りを強く感じます。
男性ヴォーカルはちょっと単調で味わいが薄いかなと思いますが、ロック調およびソプラノ風のタイプの異なった女性ヴォーカルも導入することで、ヴォーカル面でのヴァリエーションが広がっています。
比較的最近のグループですし、パートによっては生のストリングスも導入したシンフォニック・ロックを演奏していますが、こうしたグループにありがちなポンプ風の軽いものになってしまうことはなく、ハードさとドラマティックさとリリカルさをバランスよく備えた、奥行きと味わいのある、プログレッシヴ・ロックらしい演奏を楽しむことができます。
演奏力も、バカテクというわけではありませんが、充分な高さを持っていますし、それ以上に曲がよく練られているといえるでしょう。長い曲も飽きさせず、アルバム単位でも場面展開がきちんとあって、一気に聴かせるだけのちからがあります。
こういった、ふにゃふにゃじゃない正統派のシンフォニック・プログレッシヴをきちんと聴かせられるグループって、意外と少ない(最近のグループではとくに)ように思います。シンフォニック・ロックを聴く喜びを感じられる、なかなか聴き応えのあるアルバムだと思います。 (MELLOW RECORDS: MMP 382 / イタリア盤CD) (2004.03.13)
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★QUINTORIGO / ROSPO (1999) alla "Musica"
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ヴォーカル、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、サキソフォンで構成される5人組のグループ。ポップス・ファンよりはプログレ・ファンなどにアピールするのではないかと思うチェンバー・ポップです。
Quintorigo(クイントリーゴ)の音楽は、思いっきりリスナーを選ぶタイプのものだと思います。ジャンル的にポップスともロックとも言い切れず、もちろんジャズや民族音楽などでもなく、どこに分類すればいいのか、わかりません。たとえば古いプログレのファンや、初期のELOやthe Beatles(ビートルズ)の音楽に心引かれる人、さらにはイギリスのMagazine(マガジン)やCockney Rebel(コックニー・レベル)、アメリカのTelevision(テレヴィジョン)などのちょっとパンキッシュでユーロ・テイストの強いグループが好きな人などは、この音楽を楽しめるような気がします。(1999.08.15)
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Musica
Pensiero! -- la Stanza di MOA
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