undici poesie di Carlo Andolfatto
musicate da Walter Bottazzi
Walter Bottazzi: voce, armonica e basso
Roberto Trentin: percussioni
Luigi Terzo: pianoforte, syntex e solina
Franco Marchiori: chitarre
う〜ん、これといって特徴のない作品だなぁ。
Carlo Andolfatio(カルロ・アンドルファティオ)という人の詩にWalter Bottazzi(ワルテル・ボッタッツィ)という人が曲をつけてます。このふたりは古い友人らしく、1978年にたまたま友人同士で10年ぶりくらいに集まって食事をし、みんなでほどよく酔っ払ったときにCarloが詩を口ずさみだし、それを聞いたWalterが「曲をつけよう!」と思ったのがきっかけらしい。それでWalterは、ずっとむかしに自分がベーシストとして参加していたグループ、Gli Apostholi(リ・アポストリ。1964年に結成)のメンバーたちをふたたび集め、このアルバムを作成したんだとか。
なんだかイタリアらしい?いなたさ満載なバック・ストーリーですね。旧友との再会を喜び、飲んで食べて歌って「人生って、最高だぁ〜」と調子に乗ったおじいちゃんたちがつくった作品。それだけって感じです。
土着フォーク風な曲調をベースに、あまりに古臭い、まるでI Cocai(イ・コカイ)かよっていうようなキーボード・アレンジが施されてます。もとが酔っ払っての即興詩に曲をつけたものですから、歌メロよりも歌詞優先なのでしょう。これといって盛り上がることもないメロディ・ラインもちょっとつらい。ジャケットのイラストは趣があっていいのですが、内容はあまりに地味だなぁ。曲自体が地味なのにアレンジが古くて安っぽい派手さを持っているのがちょっと泣けてきます(情けなくて)。
ま、こういうこともありますよ。