I CAMALEONTI


APPLAUSI (1993年)

   イ・カマレオンティ / アップラウジ
    (VOLTAGE / JOKER LA CANZONE CD 10024 / EEC盤CD)



camaleonti1   1: ETERNITA
  2: APPLAUSI
  3: NOA NOA
  4: L'ORA DELL'AMORE
  5: ESTER
  6: MAMMA MIA
  7: CANTANDO CANTANDO
  8: PROVACI ANCORA
  9: IO PER LEI
 10: ULTIMO VOLO
 11: VIVO DI MUSICA
 12: TUNISI







 1960年代から70年代中頃にかけて活躍したグループの、ベスト盤だと思う。
 残念ながらオリジナル・アルバムを1枚ももっていないうえ、このCDには曲のタイトル以外の情報が記されていないため、どの曲がいつの時代のどのアルバムからの曲なのか、ぜんぜんわからない。また、録音が比較的クリアに感じるが、リマスター等の処理がされているのかどうかもわからない。
 もしかして、再結成して出した新譜、なんてことはないよね?

 タイプとしてはボッテガ・デッラルテ(la Bottega dell'Arte)やジャルディーノ・デイ・センプリーチ(il Giardino dei Semplici)などと同様の、ラヴ・ロックなどと呼ばれるもの。甘く美しい曲を、コーラスやオーケストレーションを交えて演奏する。

 時代的に他のグループよりもはやい時期に活動していたためか、音的には古さを感じさせる。しかしそこが、いまとなってみるとノスタルジックで、おもむき深くもある。
 オーケストラやキーボード類を多用しているが、甘さに流されすぎずにいるのは、アレンジや曲づくりの未成熟さ、音づくりや器材の未発達さといった、時代的なものも関係しているのかもしれない。

 4分前後の曲が並ぶが、そのなかにイタリアの曲がもつ美しさが、過不足なく詰め込まれている。適度にシンフォニックな味付けがされたドラマティックな曲が多く、いわゆる“カンツォーネ”的な香りがする。
 ヴォーカルがもっとうまければ、さらに感動的なものになったであろうと思われる曲が多いのが残念ではあるけれど、技巧的でない、あまり唄い込めないタイプのヴォーカリストだったからこそ、甘くなりすぎないというこのグループの特徴がだせたのかもしれない。

 現代の音楽ではないと思うけれど、カンツォーネの時代からイタリアの大衆音楽を愛してきた人なら、きっと懐かしい想いで楽しめる、若き日々を思いだせる、そんなアルバムだと思う。

(1997.12.30)








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