EDUARDO DE CRESCENZO


C'E IL SOLE (1989年)

   エデュアルド・デ・クレセンツォ / チェ・イル・ソーレ
    (DISCHI RICORDI CDMRL 6402 / イタリア盤CD)



crescenzo1   1: C'E IL SOLE
  2: MERCATI MERCATI
  3: QUESTO AMORE
  4: DALLA NAVE
  5: COME MI VUOI
  6: VOLA
  7: IL RACCONTO DELLA SERA
  8: SONO FATTI MIEI
  9: CANZONE NUOVA







 ナポリ出身のカンタウトーレらしい。全部で何枚アルバムがあって、これが何枚目のアルバムかはわからないのだけど、5枚くらいはでているように思う。
 ジャケット写真を見るかぎりでは、決して若い人ではない。

 裏ジャケットは、夕焼けが赤く空を染める海辺にたたずむエデュアルド、という写真なのだが、アルバムのイメージをけっこううまく表わしているのではないか。
 そう、これはロマンティックなアルバム。

 声の感じは、ウンベルト・バルサモ(Umberto Balsamo)のような、やわらかく暖かいもの。イタリアのシンガーによくある、個性的なだみ声で感情をハッキリと表現して唄う、というタイプではない。
 優しく包み込むような唄、おしゃれですっきりとしたアレンジ。それでいて、イタリアらしさをまったく失わない曲調。そういう意味では、イタリアン・ポップス初心者でも、非常に聴きやすいアルバムだと思う。
 もちろん、イタリア大好きという人にもおすすめできる、良質のポップス。

 落ち着いた大人のロマンと哀愁を感じさせる、夕暮れ時に聴くのに最適な、心温まるアルバムです。

(1998.03.08)








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