BRUNO PELLETIER


D'AUTRES RIVES (1999年)

   ブルーノ・ペルティエ / ドートル・リーヴ
    (POMME MUSIC / SONY MUISC FRANCE 952 522 / フランス盤CD)



jacket photo   1: LOIN DE CHEZ MOI
  2: VIVRE SA VIE
  3: S'EN ALLER
  4: QUE TU M'AIMES
  5: UN JOUR IL N'Y AURA PLUS D'AMOUR
  6: SE REVER
  7: RESTE ET RESTERA
  8: SANS LA COULEUR SANG
  9: J'AI ESSAYE
 10: PERSONNE N'EST A PERSONNE
 11: LE BON GARS ET LE SALAUD


Claude Salmieri: batterie
Jannick Top: basse
Serge Perathoner: claviers
Denys Lable: guitares
Claude Engel : guitares
Marc Chantereau: percussions
Loic Taillebrest: Cornemuse
Johanne Morin: violons
Solange Bouchard: violons
Christiane Lampron: alto
Therese Ryan: violoncelle
Romulo Larrea: bandoneon

realisation, arrangements et direction musicare: SERGE PERATHONER et JANNICK TOP







 Bruno Pelletier(ブルーノ・ペルティエ)はフランス人のシンガーで、主にミュージカルの世界で活動しているのだそうです。なかでも有名なのは、大ヒットとなったミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』への出演なのだとか。

 自分はミュージカルには興味がないので、『ノートルダム・ド・パリ』については映像も見ていないし、ヒットしたサントラ盤CDも聴いていません。ただ、このミュージカルの音楽を担当したのは、あのRiccardo Cocciante(リッカルド・コッチャンテ)なので、イタリア・ファンの自分にもちょっと気になるところです。
 ちなみに『ノートルダム・ド・パリ』のオリジナル楽曲はもちろんフランス語ですが、イギリス等で上演するために英語ヴァージョンもつくられたみたいです。また、Riccardo自身がイタリア語ヴァージョンを録音するという噂もあるようです。

 さて、Brunoのこのアルバムにも『ノートルダム・ド・パリ』で歌われた曲が収録されているらしいのですが、どれがその曲なのか、自分にはわかりません。アルバム収録曲の半数ほどがRiccardo Cocciante作曲となっているので、そのなかのどれかなのでしょう。

 Riccardo作曲のものも含め、非常にドラマティックでスケール感のある曲が多く収録されています。こういった曲想は、Brunoの伸びやかなヴォーカルによくあいます。
 このアルバム自体は、とくにミュージカルと強い結びつきがあるわけではないのでしょうが、曲調はとてもミュージカル的というか、ロック・オペラ的な印象を強く受けます。たとえば、アメリカのMeat Loaf(ミート・ローフ)の初期の作品や、同じくアメリカのSavatage(サヴァタージュ)の一部の作品などと似た肌触りがあります。
 それは、曲調自体にそういうところがあるだけでなく、彼のヴォーカル・スタイルによるところも大きいのでしょう。

 ミュージカル・シンガーらしい、豊かな声量と太く張りのある声が、アルバム全体にドラマティカルなストーリーを与えています。ヴォーカル・ラインはゆったりとしていて、適度にオーケストラも入り、全体の演奏面での厚み、奥行きも申し分ありません。
 いわゆるポップ・ミュージックとは少し違ったところにありますが、美旋律ヴォーカルのファンには楽しめるアルバムでしょう。

 個人的には、ゆったりとしたスケール感のあるメロディとフランス語が、どうもしっくりしないと感じてしまいます。フランス語はやはり、もっと語るような、シアトリカルなヴォーカルのほうが、より生きるように思います。それは、フランス語という言語の持つ発音のせいもあるかと思うのですが、どうもロングトーンには馴染みにくい言葉という気がします。
 たとえばこの作品が、全曲イタリア語歌詞で、Renato Zero(レナート・ゼロ)あたりが歌っていたなら、より濃厚なドラマになったのではないでしょうか。

(2001.02.18)








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