GIANNA NANNINI


GIANNISSIMA (1991年)

   ジァンナ・ナンニーニ / ジァンニッシマ
    (METRONOME MUSIK/POLYDOR K.K.: POCP-1177 / 日本盤CD)



jacket photo
  1. I MASCHI
  2. PRIMADONNA
  3. PROFUMO
  4. SORRIDI
  5. BELLO E IMPOSSIBILE
  6. DEA
  7. E-YA-PO E-YA-PO
  8. AVVENTURIERA
  9. AMERICA
  10. SCANDALO
  11. LATIN LOVER
  12. IO E BOBBY McGEE
  13. TERRA STRANIERA


prodotto da David M. Allen & Gianna Nannini

Gianna Nannini: voce, piano, chitarra
Hans Baar: basso
Rudiger Braune: batteria
Franco Faraldo: percussioni
Chris Jarrett: chitarra
Andy Wright: tastiere








イタリアのロック姉さん、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)のライヴ・アルバムです。1990年のライヴ・ツアー「Scandalo European Tour '90」から収録されています。

GiannaのCDって意外と日本盤が多くリリースされていたようで、それがときどき中古盤屋さんでぽつぽつと見つかります。見かけるたびについ購入してしまう程度に好きなもので、うちには5枚くらいGiannaのCDがあるのかな。このCDも日本盤です。

ひび割れた声でパワフルに熱唱する典型的ロック・スタイルのGianna姉さん。ロックを歌うには力強くてカッコイイのだけど、バラード系などでの表現力がちょっと弱点ともいえます。しかしライヴになると、会場の熱気がサポートすることもあってか、バラードでもそれなりに聴かせますね。

合間の歓声やサビでの観客の合唱を聴いたかぎりでは、会場には女性ファンのほうが多いのかなという感じです。かっこいいお姉さんとして、女性の憧れの対象にもなりやすいのかもしれませんが、その「男前」な美しさは男性から見ても(聴いても)かっこいいはず。課題だった表現力も、いまでは充分以上にあることを2004年の『Perle』で証明してくれました。これからも楽しみなヴォーカリスト/カンタウトリーチェのひとりです。

このアルバムではまだ、バラード系での歌の単調さが少し気になりますが、それを補ってあまりあるロック・チューンでのパワフルさで最後まで走りきれます。「Giannissima (最大限Gianna?)」というタイトルどおり、Giannaの魅力がいっぱいです。アルバム1曲目の「I maschi」から一気にGiannaライヴに引き込まれていきます。元気で楽しくかっこいいライヴ盤です。

(2006.07.02)







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