musorszervezes: Kasza Tibor
Lajtai Kati: enek, vokal
Kasza Tibor: enek, vokal, billentyus hangazerek
Kasza Gabor: vokal, dob programok
dob: Vegh Balazs, Gyenge Lajos
basszusgitar: Mathe Laszlo
gitar: Csiszar Ferenc
zongora: Kasza Zsolt, Havasi Balazs
hegedu: Mairead Nesbitt
ir duda: John O'Brien
whistle: John O'Brien, Peter Janos
harfa: Levai Maria
vokal: Perei Timotheus
ハンガリーのグループだそうです。ハンガリー・ソニーが大々的にプッシュしてるんだそうです。男性ふたりに女性ひとりのヴォーカル・グループです。
なんか、変なアルバム。オープニングはアイリッシュ・トラッド風の哀愁に満ちた音色とメロディが聞こえてきて、ハンガリーでトラッド風味といえばKormoran(コルモラン)?とか一瞬あたまに浮かんで期待したのですが、その後はいかにもダンス・ビート風な強調されたリズム隊に乗ったポップスになってしまいました。
かと思うと、バラードではもうべたべたで、韓国の恋愛系映画の主題歌ですかみたいな感じになってしまい、妙に洗練された感じがかえって気分を醒ましてしまうというか、だんだんどうでもよくなってきてしまいました。
と思ってたら今度は突然のシンフォニー。いったいなんなのでしょう。思いっきりオーケストラです。このシンフォニック・パートはなかなか聞かせますと思ったら、アレンジを担当してるのはAfter Crying(アフター・クライング)の人なんですってね。なるほど、納得。このアルバムがプログレ系のお店で売られていたことにも納得です。
以下、ダンス・ビートのうえにきれいなメロディ&哀愁トラッド風味ちりばめ系の曲、バラード系の曲、ロック・シンフォニーが交代で現われる、というようなアルバムになってます。アルバムとしての構成、これでいいのでしょうか? このCrystal(クリスタル)というグループ、なにがしたいのでしょうか?
リズムが強調された曲は、自分の好みではありませんが、メロディは美しいし、わかりやすく聴きやすい曲づくりで、ちゃんとプロモーションをしたら日本でも売れるかも。ハンガリー語のもじょもじょした語感も哀愁度を高めてるし。好きなタイプではないけれど、嫌いというわけでもない、それなりに楽しんで聴けるものです。バラードはもう少し考えたほうがいいなぁ。あまりにイージーに甘すぎ。つまんないです。
しかしシンフォニック・パート、なんだか浮いてるように思うのだけど。歌パートとシンフォニック・パートで違うグループみたいです。いっそ別々のアルバムにしてもらったほうがよかった。そうなったらもちろん、シンフォニック・パート部分だけのアルバムを買いますけど。