LOREDANA BERTE'


NORMALE O SUPER (1976年)

   ロレダーナ・ベルテ / ノルマーレ・オ・スーペル
    (CGD: 4509-91398-2 / ドイツ盤CD)



    jacket photo
  1. SEI BELISSIMA
  2. SERENADE
  3. PER EFFETTO DEL TEMPO
  4. GLI OROLOGI
  5. L'ATTRICE
  6. MEGLIO LIBERA
  7. INDOCINA
  8. AIUTAMI
  9. ADESSO CHE E' MATTINO
  10. BRUCEREI
  11. PICCOLA IO
  12. SIPAGGE DI NOTTE


prrangiamenti e direzione: VINCE TEMPERA
produzione e realizzazione: MARIO LAVEZZI








 アルバム全体としてはロック風の力強いヴォーカル曲が多くありますが、曲調的にはイタリアンだったりアメリカンだったりと、ちょっと統一感がないかもしれません。
 しかし、Loredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)の個性あふれるヴォーカルがどの曲でも堪能でき、それがアルバムに求心力を与えています。
 また、Vince Tempera(ヴィンチェ・テンペラ)アレンジ、Mario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ)プロデュースのためか、ところどころで感じられるIl volo(イル・ヴォーロ)風味が楽しいアルバムでもあります。

 M1「Sei belissima」はLoredanaらしい力強くて少し下世話なひび割れヴォーカルが魅力的に響くミディアム・ロック。

 M2「Serenade」ではキーボードとギターにIl voloの香りが漂います。

 M5「L'attrice」でもIl voloを思わせるギターとキーボードがふんだんに聴けます。Loredanaのヴォーカルもがんばってはいますが、なんとなく演奏に気迫負けしているような印象も受けます。

 M6「Meglio libera」はスローなマーチといった印象のある曲。抑え目に歌われる前半と高揚感のあるサビのヴォーカルとの対比がいい感じです。やはりLoredanaにはこういった力の入ったヴォーカルを期待したいです。

 M7「Indocina」はスローなバラード。M3「Per effetto del tempo」もスラー・バラードでしたが、M7のほうがヴォーカルに力がありドラマティックです。地味に入るオーケストレーションとコーラスも、曲の情感を高めています。

 M9「Adesso che e' mattino」はLoredanaらしいヴォーカルが楽しめるスローなロック。曲の感じが初期のころのRiccardo Cocciante(リッカルド・コッチァンテ)に似ている気がします。どちらも力強いひび割れヴォーカルが魅力的なシンガーですが、この曲をRiccardoに歌わせてみるというのもおもしろそうです。

 M10「Brucerei」はアメリカの古いロックのようなワウワウ入りギターのカッティングが、いま聴くととても懐かしい感じです。1970年代のストレートなアメリカン・ハードロック風で、こういう曲にも彼女のヴォーカルはよく合います。

 M12「Spiagge di notte」は、Loredanaにしてはめずらしい(のではないかと思うのですが、どうでしょうか)ウィスパー系のヴォーカルが聴けます。キュートでかわいらしく、フランスのロリータ系ポップスを思わせたりもします。ちょっとスペイシーなキーボードに絡むハーモニカがいい味を出しています。

 名盤とか傑作ということはないでしょうが、なかなかできのよい、いいアルバムだと思います。

(2002.08.31)







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