LAURA BONO


LAURA BONO (2006年)

   ラウラ・ボーノ / ラウラ・ボーノ
    (EUROTEAM / EMI MUSIC ITALY: 0946 3600812 7 / EU盤CD)



jacket photo
  1. NON E' STATA COLPA MIA
  2. INVIDIA
  3. CHE BEL VIVERE
  4. TUTTO HA UNA SPIEGAZIONE
  5. M'INNERVOSISCI
  6. NON CREDO NEI MIRACOLI
  7. OGGI TI AMO
  8. MATTINI
  9. ROSSO PORPORA
  10. AMO SOLO TE
  11. CHE NOTTE STANOTTE
  12. LA MIA ISOLA
  13. FINO ALL'ORLO
  14. CHE RITORNI LA SERA
  15. NO CREO EN LOS MILAGROS
  16. HOY YO TE AMO


produzione: Piero Cassano e Mario Natale
arrangiamenti: Mario Natale

batteria: Paola Caridi, Mario Goosens, Elio Rivagli
basso: Max Zaccaro, Andrea De Filippo
chitarre: Luca Verde, Guido Genovesi, Giorgio Cocilovo
tastiere: Mario Natale
programmazione: Mario Natale








2005年のサンレモ音楽祭新人部門優勝者、Laura Bono(ラウラ・ボーノ)、本名Laura Bonometti(ラウラ・ボノメッティ)のデビュー・アルバムです。1979年1月14日、ロンバルディーア州ヴァレーゼ(Varese)の生まれだそうです。

ひび割れ声で力強くロックを歌うタイプのカンタウトリーチェ(女性シンガー・ソングライター)で、タイプとしてはLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)やGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)、最近でいえばDolcenera(ドルチェネラ)などと同系統といえるでしょう。その歌声の力強さにたがわず非常に活発・活動的な女性のようで、ローティーンの頃はサッカーに夢中で一時は少年サッカーチームに所属したことがあったり、空手の茶帯(がどれくらいすごいのか知りませんが)を持っていたりします。

シンガーとしてのLauraは、Canale 5(カナレ・チンクエ)でプライムタイムに放送されていたミュージカル・ショー「Momento di Gloria」に出演したり、2001年のSanremo Rock and Trendsで準優勝を獲得したりと、地道な活動のなかで成果を出してきました。そして2005年、「Non credo nei miracoli」でサンレモ音楽祭に参加し新人部門で優勝、翌2006年、Matia Bazar(マティア・バザール)のキーボーディスとで、初期のころのEros Ramazzotti(エロス・ラマッゾッティ)のプロデューサーとしても知られるPiero Cassano(ピエロ・カッサーノ)のプロデュースでこのデビュー・アルバムをリリースしました。

収録曲のなかでは、サンレモ参加曲である「Non credo nei miracoli」がやはり印象的で、またLauraのヴォーカル・スタイルにも合っています。ミディアム・テンポのロック・バラードで、徐々に盛り上がる展開と切なげなメロディを持っていて、なかなかの名曲ではないでしょうか。キーボードのアレンジがちょっとばかり安っぽいのが残念ではありますが。

他の曲もこの曲同様、ひび割れたLauraの歌声を生かしたミディアム・テンポのロック系チューンが多く収録されていますが、どれもメロディアスで、ロック・ヴォーカルの好きな自分には好ましく感じられます。なんとなくですが、1980年代くらいの英米の女性ロック・シンガーを思い出します。

「Non credo nei miracoli」のほかでは、Lauraのヴォーカル・スタイルが堪能できるメロディアス・ロックのM1「Non e' stata colpa mia」、オーケストラが入り力強くもドラマティックなM4「Tutto ha una spiegazione」、ところどころファルセット気味になる歌声が魅惑的なM10「Amo solo te」などが気に入りました。もしかしたらDolceneraよりもLauraのほうが自分好みかもしれません。

(2007.05.27)







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