MARIO VENUTI


MAI COME IERI (1998年)

   マリオ・ヴェヌーティ / マイ・コメ・イエーリ
    (CYCLOPE / POLYDOR 557 642-2 / イタリア盤CD)




venuti1.jpg   1: MAI COME IERI (con Carmen Conoli)
  2: STO PER FARE UN SOGNO
  3: E GIA DOMANI
  4: IL PIU BRAVO DEL REAME
  5: ADESSO CON CHI STAI?
  6: UN FUOCO
  7: SANT'ANDREA
  8: NINA MORENA
  9: SE TENGO IL PASSO
 10: IL LIBRO DELLA TERRA
 11: NIENTE INSETTI SU WILMA
 12: RACCONTO D'ESTATE
 13: MA COS'E CHE MIA FA VOLARE?
 14: FORTUNA / DEPOIS QUE ILE PASSAR







 マリオ・ヴェヌーティの3枚目のアルバムは、過去2枚からのベスト選曲に新録のタイトル曲を加えたもの。といっても、過去2枚のアルバムを聴いたことがないので、どれがどのアルバムからの曲か、また新録はタイトル曲だけなのか、じつはわからない(^^;)。

 元々デノーヴォ(Denovo)というニューウェーブ系のグループの人らしいが、このアルバムからはそんな感じは受けない。現代的に洗練された(しかしどこか垢抜けない)ポップスが展開されている。
 陽射しは強いけれど渇いた風が流れる街角、そんなイメージが浮かぶ。すらすらと流れてしまうのではなく、多少言葉が引っかかる感じの唄が、ただの口当たりがいいだけのポップスとはちょっと違う印象を与える。

 全体的に明るく、前向きな感じの曲が多いが、そんななかにもそこはかとない哀愁がかいま見える。このへんはやはりイタリア。
 バックの演奏も、エレキ・ギターなどももちろん使っているのだけれど、それ以上にアコースティック楽器の持つ素朴さがいい味を出していると思う。アップテンポな曲でのアコースティック・ギターのスカスカした感じやフォーク(ブルーズ)ぽいハーモニカなど、楽しい気分にしてくれる。
 また、ヴァイオリンやチェロがバックに入ってくる曲も多い。といっても、大仰に哀愁・感動大盛り上げ大会になるようなことはなく、曲に深み・厚み・アクセントをつけることに貢献している。

 ところどころ、なぜかとてもレトロな感覚が飛び出してくるのも心地よい。全体的に適度に力の抜けた、軽やかなロック/ポップスが満載の、楽しいアルバム。

(1998.07.26)








Musica

Pensiero! -- la Stanza di MOA

(C)MOA

inserted by FC2 system