883


GRAZIE MILLE (1999/2002年)

   オット・オット・トレ / グラーツィエ・ミッレ(どうもありがとう)
    (CGD EAST WEST / WARNER MUSIC ITALIA: 0927 44377-2 / ドイツ盤CD)


    jacket photo
  1. GARAZIE MILLE
       どうもありがどう
  2. LA REGINA DEL CELEBRITA'
       『チェレブリタ』のクイーン
  3. LE LUCI DI NATALE
       クリスマス・ライト
  4. ALMENO UNA VOLTA
       一回だけでも
  5. NIENT'ALTRO CHE NOI
       我々以外、何もなく
  6. VIAGGIO AL CENTRO DEL MONDO
       世界の中心への旅
  7. TENENDOMI
       捕まりながら
  8. DOPO IL SOLITO BIP
       通常のビップの後
  9. LA RANA E LO SCORPIONE
       蛙とサソリ
  10. TUTTO CIO' CHE HO
       持ち物をすべて
  1. GRAZIE MILLE - BENVENUTO 2000 REMIX
  2. LA REGINA DEL CELEBRITA' - EIFFEL 65 REMIX
  3. VIAGGIO AL CENTRO DEL MONDO - JEO'S REMIX


prodotto, arrangiato e mixato da: Pier Paolo Peroni e Marco Guarnerio

Max Pezzari: voce, chitarra

hanno suonato;
Marco Guarnerio: chitarra, tastiere, basso, batteria
Michele Monestiroli: sassofono, armonica
Daniele Moretto: tromba
Engenio Mori: batteria
Matteo Slvadori: chitarra
Alberto Tafuri: pianoforte, tastiere, basso, chitarra
Maurizio "Gnola" Glielmo: dobro
Francesca Ruffilli, Roberta Ruffilli: violoncello
Andrea Bordonali, Luca Santaniello, Andrea Rufilli: primo violino
Alessia Barzano', Katia Guidolin, Emanuela Zani: violino
Igor Codeluppi, Anna Maria Gallingani: viola
Lola Feghali, Lalla Francia, Stefano De Maco, Paul Rosetta: cori
Maria Grazia Errigo, Pier Paolo Peroni: voice over
Andrea Griminelli: flauto








 日本でもけっこう人気のある883(オット・オット・トレ)。グループのほうでも日本に興味があるのか、このアルバムに収録された曲のすべてについて、イタリア語タイトルを直訳した日本語のタイトルがブックレットに記されています(上記曲目リストM1の「Grazie mille」の日本語タイトルが「ありがどう」となっているのは、タイプミスではなく、ブックレットの記載がそうなっているんです)。

 曲名以外にも「余暇利用で良か人になる」とか「おさらいナデシコ」とか「完成披露試写会日程決定」とか、なんのために書かれているのか意図のよくわからない日本語があちこちにあります。
 そういえば、このアルバムからシングル・カットされた曲のプロモーション・ヴィデオもたしか、東京で撮影されていました。

 ちなみに、このアルバムのオリジナルは1999年リリースですが、ここに掲載したのは2002年に再リリースされた特別盤(Edizione straordinaria)です。ボーナス・トラックとしてリミックス・ヴァージョンが3曲と、ヴィデオが4曲分、収録されたマルチメディアCDになっています。

 曲のほうは、基本的に軽快なポップスです。デジタルなリズムをふんだんに使った、ゆっくりめのディスコ・ミュージックといった感じでしょうか。歌詞には日本語は出てきません。

 リズムとテンポは軽快ですが、それぞれの曲の持つメロディは意外とゆったりしたなめらかなもので、そのバランスがポップ・ミュージックとして楽しいです。曲中にさまざまなSEを入れるなどのギミックもあり、一方でフルートなどを使った叙情的な曲もありと、アルバムとしてのバランスも悪くありません。

 ただ少し残念に思うのは、メロディの展開や曲の構成が意外と平板なこと。フレーズ自体は悪くないのだけど、それを組み合わせストーリーをつくるのがあまりうまくないようです。
 そのため、インパクトがあって口ずさみやすい、覚えやすい曲なのだけど、通して聴くと単調で少し飽きてしまいます。

 それでもまだリズミックな曲は勢いで楽しめるのですが、バラードでは曲構成の弱さがはっきりわかってしまいます。同時にそれは、ヴォーカリスト(実質的に883そのものといえるMax Pezzariのことですが)の力量も、じつは高くないということを表わしてしまいます。

 そろそろ中堅からヴェテランの域に入るくらいのキャリアを持ったグループですが、まだまだ精進が必要に思います。

(2002.04.21)







Musica

Pensiero! -- la Stanza di MOA

(C)MOA

inserted by FC2 system