OPUS AVANTRA


INTROSPEZIONE (1974年)

   オパス・アヴァントラ/イントロスペツィオーネ
    (ARTIS ARCD 002 / イタリア盤CD)



jacket photo   1: INTROSPEZIONE
  2: LES PLAISIRS SONT DOUX
  3: LA MARMELLATA
  4: L'ALTALENA
  5: MONOLOGO
  6: IL PAVONE
  7: AH, DOULEUR
  8: DELIEE
  9: ORO
 10: RITUALE
 11: INTROSPEZIONE (INTEGRALE)

OPUS AVANTRA: Ensemble muicale
DONELLA DEL MONACO: canto, voce
ALFREDO TISOCCO: pianoforte, tastiere
LUCIANO TAVELLA: flauto
ENRICO PROFESSIONE: violino
PIEREGIDIO SPILLER: violino
RICCARDO PERRARO: violoncello
PIERDINO TISATO: batteria
TONY ESPOSITO: percussioni, strumenti, effetti

Direzione Artistica: GIORGIO BISOTTO
Orchestrazione e Direzione Ensemble: ALFREDO TISOCCO
Testi di DONELLA DEL MONACO - Musiche di ALFREDO TISOCCO







 多くのファンのあいだでいわれていることではあるけれど、やはり自分も、このアルバムはイタリアの宝石だと思う。
 プログレッシヴ・グループにジャンル分けされている彼らだけれど、ロックやポップス、クラシックといった音楽のジャンル分け自体の無意味さを感じる。それらをすべてひっくるめた、イタリアの素晴らしい音楽がアルバム上に記録された、奇跡にも近い作品ではないか。

 前衛的でありながら伝統的、クラシックの持つ格調の高さを誇りながら大衆音楽の持つポピュラリズムもある。正統的なソプラノ・ヴォイスと室内楽アンサンブル、ポピュラー・ミュージックの持つハッキリとしたダイナミズムが均衡を保ち、そのうえに強くイタリア、ヨーロッパを感じさせる叙情が挿入される。この素晴らしさは、言葉にしようがないし、言葉にしてもしかたがない。

 単純なポピュラー・ミュージックではないので、リスナーを選ぶタイプの音楽だとは思う。しかし、この豊潤で奥行きのある音空間は、一般のポピュラー・ミュージックではなかなか聴けない。
 たとえば愛読書が書棚にたくさん並ぶ自分の書斎で、静かな夜に、重厚な木製の書斎机に向かい、香り高いコーヒーをゆっくりと飲みながら、仕事のことも生活のこともすべて忘れて、誰にも邪魔されずに身をまかすのにふさわしい音楽。

 決して万人向けではないし、子供が楽しめる音楽でもないだろう。音楽の神に選ばれた大人だけが、その秘密の扉を開け、楽しみを手に入れられるのではないか。いつまでもそっとひとりっきりで聴きたい作品。
 前衛(Avant-Garde)と伝統(Traditional)を融合するという意味でつけられたというグループ名にふさわしい内容になっている。

(1999.05.08)








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