1: INTRODUZIONE
2: IMPRESSIONI DI SETTEMBRE
3: E FESTA
4: DOVE...QUANDO...(PART I)
5: DOVE...QUANDO...(PART II)
6: LA CARROZZA DI HANS
7: GRAZIE DAVVERO
いわずと知れたイタリアの名グループの1st。
“甦る世界”のイタリア語ヴァージョンから始まるこのアルバムは、のちの英語ヴァージョンのアルバムに比べて、へんに手を加えられていない、素朴な感じがする。
しかし、なんで英語ヴァージョンでは“Introduzione”をカットしてしまったのだろう。『幻の映像』の頭もそうだが、どうも英語ヴァージョンになると、せっかくの夢のような導入部がカットされていて、ちょっと寂しい。
“甦る世界”に関しては、このアルバムのイタリア語ヴァージョン“Impressioni Di Settembre(9月の印象)”のほうが自分は好きだが、“Celebration”に関してはイタリア語の“E Festa”よりかは英語ヴァージョンのほうが好きなのはたんに慣れの問題か。
プレミアータはもっとも“プログレッシヴ・ロック・グループ”らしいグループとして知られるが、このアルバムで聴かれる音には、Formula 3 や New Trolls の初期のころにつうじるものを感じる。もちろん、テクニック的にはプレミアータのほうがぜんぜん上だろうが、のちにプレミアータの売りのひとつになるヴァイオリン、フルートはまだそれほど活躍していない。
このアルバムには“甦る世界”“セレブレーション”のイタリア語ヴァージョン、それに比較的有名だが英語ヴァージョンのない(?)“Dove...Quando...”“ハンスの小屋(と一般的にいうが、イタリア語ってHを発音しないんじゃなかったっけ? だとすると アンスの小屋 だな)”などが入っているが、じつは自分は“9月の印象”以外にはそれほど興味がなかったりする。
やはり、自分にとってのプレミアータは、『Per un Amico』『Photos of Ghosts』なんだなぁ。