RIDILLO


RIDILLOVE (1998年)

   リディッロ / リディッロヴェ
    (BEST SOUND/POLYGRAM: 557 034-2 / イタリア盤CD?)



jacket photo
  1. RIDILLOVE
  2. SIAMO NEL 2000
  3. MANGIO AMORE
  4. 6 TU CHE SOGNI
  5. FIGLI DI UNA BUONA STELLA
  6. 5 CONTRO 1
  7. PIANGO RIDENDO
  8. L'IRA DI DIO
  9. RIDIRO'
  10. LEGALIZZA LA FELICITA' #1
  11. LEGALIZZA LA FELICITA' #2
  12. AROMA FUNKY
  13. LA RAZZA
  14. MIFASTARBENE


prodotto da Franco Godi
arrangiamenti: Ridillo e Godi

Daniele Bengi Benati: voce, chitarra, wha-wha
Alberto Zweil Benati: voci, tastiere, programmazioni
Claudio Schiffer Zanoni: voci, tromba, chitarra, talk-box
Paul Position D'Errico: basso, fischio, programmazioni
Renzo Baiana Finardi: batteria, percussioni, voci








中古盤屋で300円かなにかの激安で売ってたので、つい買ってしまったアルバム。Ridillo(リディッロ)なんていうグループ名、初めて聞きますが、バイオグラフィを調べたところ、1991年にデビューして、これまでにアルバムを4枚ほど出している、そこそこキャリアのあるグループのようです。

しかも、意外と日本ともかかわりがあったりして、というのも彼らの名前が音楽シーンの桧舞台に最初に上がったのが、1991年に日本で行なわれた「Yamaha Music Quest」で準優勝したときだったそうな。

その後も「Roxy Bar」というヴィデオミュージックの賞?で優勝したり、Premio Titano/Festival di S.Marino(どんな催しだかわからんけれど)で優勝したり、1997年にはEarth, Wind & Fire(アース・ウィンド・アンド・ファイア)のツアーをサポートしたりと、それなりに売れていたようです。

で、このアルバムは彼らのセカンドなのですが、EW&Fのサポート経験があるということからも推測できるように、全体にソウルフルなポップスになっています。ワウワウのかかったギターやファンキーなベース、さらにはメンバーにトランペット吹きまでいることもあり、派手でゴージャスな演奏が楽しめます。ソウルっぽいコーラスも多用されます。

自分、R&Bとかソウルとかいった、いわゆるブラック・ミュージック系の音楽が苦手で、このグループの音楽もどちらかといえば苦手な部類に入るはずなのですが、意外と平気に楽しく聴けてしまうのは、たとえばM3「Mangio amore」のようなジャジーな曲や、M9「Ridiro'」のようなのんびりしたカントリー・タッチの曲とかも適当に混じっているからかしら。M9はこのアルバムのなかではかなり異色な感じではありますが。M11「Legalizza la felicita' (#2)」などはオープンカーで海辺をドライブするときのBGMとかにぴったりといった感じですし(オープンカーで海辺をドライブした経験はありませんが)。これがもし、M4「6 tu che sogni」みたいないかにもソウルフル・ポップスばかりだったなら、きっと最後まで聴けなかっただろうな。

全体にソウルやファンク色が強くて、曲にいわゆる「イタリアらしさ」はほとんど感じませんが、歌詞がイタリア語なこともあってか、それなりにメロディアス。母音の強いイタリア語を上手にリズムに乗せていると思います。イタリアらしいイタリアン・ポップスとはいいにくいけれど、洋楽ポップスとしてはなかなかいいんじゃないでしょうか。

(2006.07.22)







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