RENATO ZERO


TRAPEZIO (1976年)

   レナート・ゼロ / トラペツィオ
    (RCA/BMG RICORDI: 74321 625152 / イタリア盤CD)



jacket photo
  1. IL CAOS
  2. NO, MAMMA, NO!
  3. METRO'
  4. INVENTI
  5. UNA SEDIA A RUOTE
  6. MOTEL
  7. SCEGLI ADESSO OPPURE MAI...
  8. UN UOMO DA BRUCIARE
  9. HANNO ARRESTATO PAPERINO
  10. MADAME
  11. SALVAMI!


produzione: Franco Migliacci, Piero Pintucci








Renato Zero(レナート・ゼロ)のサード・アルバム。デビュー作『No! Mamma, No!』ではフォーク・タッチの曲が多く、セカンド『Invenzioni』はアングラ・ロック風な匂いが強かったと思うのですが、3枚目にしてこのあと(1980年代)のRenatoの特長ともなってくる「ロック・オペラ風な芝居がかった、だけど歌謡曲的な俗っぽさを忘れない、メロディアスなポップス」というスタイルが前面に出てきたように感じます。

全部で11曲が収録されていますが、すべてが新曲というわけではなく、M2「No, Mamma, No!」はファースト・アルバムに収録されていましたし(ヴァージョン違いのようですが)、M3「Metro'」とM4「Inventi」はセカンド・アルバムに収録されていました。イタリアではこういった中途半端な?アルバムがよくあって、オリジナル作品なのかベスト盤なのか悩みますが、Renatoのこのアルバムに関してはベスト盤ではなく正式なサード・アルバム扱いのようです。

多くの曲はこのあとの『Zerofobia』『Zerolandia』へと続くロック・オペラぽさを漂わせたポップスになっていますが、M4「Inventi」のように、12弦アコースティック・ギターの響きが美しいゆるやかなフォーク・タッチの曲もあります。

M6「Motel」はピアノとキーボードを中心にしたバラードですが、ほんの少しだけRenatoのファルセット・ヴォーカルが聴けます。Renatoのファルセットって、ちょっとめずらしい気がします。

M8「Un uomo da bruciare」では、曲の出だしはピアノの演奏をバックにした言葉数の多いカンタウトーレ風なのですが、リズム・セクションが入るあたりからメロディアスでほんのり哀愁のある、オーソドックスで少しノスタルジックなイタリアン・ポップスになっていきます。

M9「Hanno arrestato paperino」はスローなメロディアス・ポップスで、ちょっと歌謡曲ぽさも入った、このころのRenatoらしい曲でしょう。バックで、思いっきりテープが伸びてしまった感じのメロトロンが鳴っているのがほほえましいです。最後のほうではドナルド・ダックの声?なども入ってきて、サーカス風な雑多な趣になるのも楽しいです。

(2006.07.22)







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