RENATO ZERO


QUANDO NON SEI PIU' DI NESSUNO (1993年)

   レナート・ゼロ / クアンド・ノン・セイ・ピウ・ディ・ネッスーノ
    (ZEROLANDIA/BMG ARIOLA: 74321-13543-2 / イタリア盤CD)



    jacket photo
  1. IL RITORNO
  2. UNA MAGIA
  3. CHE TI DO
  4. L'ALTRA BIANCA
  5. AMORE AL VERDE
  6. E CI SEI
  7. OLTRE OGNI LIMITE
  8. QUANDO FINISCE IL MALE
  9. PIPISTRELLI
  10. FIGLI DELLA GUERRA
  11. CASAL DE'PAZZI
  12. AVE MARIA / R


Steven Ferrone: batteria
Nathan East: basso
Phil Palmer: chitarre
Carol Steel: percussioni
Alessandro Centofanti: tastiere
Renato Serio: tastiere
Michael Rosen: sax

Orchestra sinfonica e Coro dell'Unione Musiciti di Roma arrangiata e diretta da Renato Serio








1990年代以降のRenato Zero(レナート・ゼロ)って、80年代以前にあったキワモノっぽさがなくなり、純粋にロマンティック&メロディアスなイタリアン・ポップスという趣が強くなった気がします。Renatoはたしかローマ出身だったと思いますが、その点でもロマンティックという言葉自体がとてもマッチする気もします。M1「Il ritorno」やM10「Figli della guerra」などは、そういったRenatoの魅力がよく出たバラードだといえるでしょう。

もちろん、ある種の世俗っぽいチープ感というのも、とくに80年代には彼の音楽のひとつの側面で、そこも魅力といえば魅力でしょう(自分の好みではありませんが)。そういったチープ感はこのアルバムにも少し残っています。主にキーボードの音づくりとアレンジにですが、M2「Una magia」やM4「L'altra bianca」などは、そういった要素を引きずっているといえそうです。

M5「Amore al verde」ではアカペラふうのイントロがおもしろく、その後に続く軽やかな演奏とほんのり哀愁をおびたヴォーカル・ラインのバランスもいい感じです。

M6「E ci sei」もゆったりしたメロディと広い空間を感じさせるバラードで、そういう意味ではRenatoらしいともいえるのですが、意外と構成や展開が単調で、もうひとつ「感動」まで行き着けません。そのへんの「ちょっと詰めが甘い」感じも、ある意味でRenatoらしい気もしますが。

M7「Oltre ogni limite」は、少し都会的なしゃれた感覚と、都会ならではの寂しげな感じが漂うスローな曲で、Renatoのヴォーカルによく合っています。

M9「Pipistrelli」ではコミカルなヴォーカル・ラインと海洋リゾートふうのゆるい感じがバランスよくまじりあっていて、のほほんとした心地よさがあります。

アルバムの最後を締めるM12「Ave Maria / R」では混声合唱も導入され、大仰に、しかし暑苦しくなく、ドラマティックなエンディングを演出します。

(2003.10.19)







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