side 1:
side 2:
Zoran Milanovic: bas gitara
Enco Lesic: Klavijature
Slobodan Stojanovic Kepa: bubnjevi
Zlatko Manojlovic: gitara, vokal
kompozicije i tekstovi: Zlatko Manojlovic
producent: Enco Lesic
aranzmani: Zlatko, Zoran, Enco, Kepa
セルビア・モンテネグロ(当時はユーゴスラビアといった)の人です。このアルバムはいわゆる歌ものですが、もともとはギタリストだったのだっけ。ライナーを読んだのはずいぶんむかしなので忘れてしまいました。
自分が持っているのは日本盤LPなんですよ。キングレコードのユーロ・ロック・シリーズ(ネクサス・インターナショナル)の1枚として1986年に日本盤がリリースされたのですが、本国でのオリジナル・リリースがいつだったのかは、よくわかりません。1983年?
日本盤、なんでリリースされたんだろ?
べつにプログレッシヴ・ロックじゃありませんし、プログレッシヴ・カンタウトーレといった感じでもありません。旧ユーゴの作品だから「ユーロ・ロック」のひとつとして考えるというのは、言葉的にはあっているかもしれないけれど、キングレコードのシリーズはユーロ・ロック=ヨーロッパのプログレッシヴ・ロックという意味合いでその言葉を使っていたはず。
アルバム1曲目のインスト曲からして、個人的にはまいったなぁという感じです。演歌みたいな、古い映画の安い劇伴みたいな、チープないなたさ満載です。他の曲は、もごもごしたヴォーカルとクリーン・トーンのギターが、気品と奥行きの足りないDire Straits(ダイア・ストレイツ)みたい。
なんだかね、リリースされたのがセルビア・モンテネグロだったというだけで、ユーロでもプログレでもない、ただのありふれた古いポップ・ロックにしか聞こえないんですよ。なぜ、これが日本盤でリリースされたのか、すっごく不思議。セルビア・モンテネグロにはほかに、もっと先に出すべきアルバムがいっぱいあるんじゃないかと思うんですけどねぇ。