ASIA


ASIA (1982年)

   エイジア / 詠時感〜時へのロマン



jacket photo
  1. HEAT OF THE MOMENT
  2. ONLY TIME WILL TELL
  3. SOLE SURVIVOR
  4. ONE STEP CLOSER
  5. TIME AGAIN
  6. WILDEST DREAMS
  7. WITHOUT YOU
  8. CUTTING IT FINE
  9. HERE COMES THE FEELING


John Wetton: lead vocals, bass
Geoffrey Downes: keyboards, vocals
Steve Howe: guitars, vocals
Carl Palmer: drums, percussions








あまりにも有名な、あのAsia(エイジア)のデヴュー作。

正直にいって、自分は彼らがあんまり好きじゃなかったんですよ、デヴューしたころ。King Crimson(キング・クリムゾン)、Yes(イエス)、EL&Pのメンバーが集まって、なんでこんなにアメリカンな音になっちゃうんだろうって。これじゃJourney(ジャーニー)やStyx(スティックス)とたいして変わらんと。

JourneyやStyxはね、べつに嫌いじゃないです。というか、Styxなんて、けっこう好きです。でもそれは、彼らが「もともとそういう音楽性を持った人たち」だったから。だけどAsiaは、もっと違う、もっとブリティッシュな音を持ったグループ出身者じゃないですか。それもトップ・グループ。当然、それらの音がミックスされた、たとえばKing CrimsonのパワーとEL&Pの派手さをYes風に制御したような音楽とかをね、期待してたわけですよ。

なのに、最初にラジオ(テレビの「ベストヒットUSA」だったか?)で耳にした曲が「Heat of the Moment」ですからねぇ。

というわけで、プログレッシヴ・ロックに思い入れがあった学生時代に聴いてしまったために、長いこと正当に評価できなったわけです。でもいまは、グループのメンバー構成だとか、それぞれのメンバーの履歴だとかにあまり興味がなくなってしまい、単純に「いま聞こえている曲」をどう感じるかという聴き方をするようになってきたためか、これはこれでいいんじゃないかなぁと、べつにJourneyもどきでもいいかなぁと、そんなふうに思えます。

とはいえ、あまりにアメリカンだなぁという学生時代に感じた印象は、いまもたいして変わりません。「Only Time will Tell」とか「Sole Survivor」とか、「Without You」とかは、それなりに「ブリティッシュ志向のアメリカン・グループ」風な印象があって、以前からけっこう好きだったけど、それ以外はなぁ。

「Only Time will Tell」と「Without You」のベースはいい音ですね。ぶぃぶぃいってて。ちょっとKing Crimsonを髣髴させます。「Without You」は、このアルバムのなかではもっとも「プログレッシヴ・ロック」を感じさせる曲じゃないでしょうか(あくまで「感じさせる」程度だけど)。

ちなみに自分は、Steve Howe(スティーヴ・ハウ)のギターの音色がダメなんですよ。なんで彼の弾くギターって、あんなに音が汚いんだろ。キンキンしてて、とんがってて、情感が薄い。Yesがそんなに好きになれないのって、彼のギターが好きになれなかったからっていう要素が大きいんだよな。Asiaになっても、ギターの音色の汚さは変わりませんね。

プログレッシヴとかポップスとかにこだわらず、お手軽に気軽に楽しむ「ブリティッシュ風な雰囲気も持ったアメリカンなロック」(みんなイギリス人なのに)として楽しむのが、自分にとっては正解な感じのアルバムです。

(2004.12.25)







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