HAPPY THE MAN


CRAFTY HANDS (1978年)

   ハッピー・ザ・マン / クラフティ・ハンズ
    (ARISTA RECORDS/BMG FUNHOUSE: BVCM-37616 / 日本盤CD)



jacket photo
  1. SERVICE WITH A SMILE
  2. MORNING SUN
  3. IBBY IT IS
  4. STEAMING PIPES
  5. WIND UP DOLL DAY WIND
  6. OPEN BOOK
  7. I FORGOT TO PUSH IT
  8. THE MOON, I SING (Nossuri)


produced and engineered by Ken Scott

Stanley Whitaker: guitars, vocals
Frank Wyatt: pianos, harpsichord, saxes, flute, words
Kit Watkins: pianos, harpsichord, moog, fake strings, clavinet, 33 recorder
Rick Kennell: bass
Ron Riddle: drums, percussion








アメリカのシンフォニック・ロック・グループですね。シンフォニック・ロックといっても、クラシックのように壮大で分厚くドラマティックな曲想・アレンジを持ったタイプではなくて、もっと軽やかでテクニカルな、ジャズやクロスオーヴァーなどとの類似性を持ったタイプの音楽です。

いわゆるCamel(キャメル)タイプというのかしら。でも、CamelよりかはGotic(ゴティック)のほうが印象が似ている気がするのは、ギターの比重があまり高くないからでしょうか。アルバム全編でたっぷりとキーボード郡が響き渡ります。

自分、こういったテクニカル系でインストゥルメンタル指向のものって、あんまり好きじゃないんです。Finch(フィンチ)とか(Finchはテクニカルじゃないか)。味わいのあるヴォーカルが入ったプログレッシヴ・ロックが好きなもので。

でも、このアルバムは、そういうのを気にせずに聴けてしまいます。それはやはり、キーボードを中心としたそれぞれの楽器アンサンブルのバランスがいいのと、楽曲自体がよくできているからなんだろうなぁ。演奏や音づくりも派手で押し付けがましいところがないし。エレクトリック・ピアノのやわらかな響きが耳に残りますね。

また、アメリカということもあってか、4〜5分程度の曲が多く、長くても8分弱とコンパクトなのも自分的には好ましいです。ヴォーカルレスで延々と演奏されてしまうと、飽きちゃうんですよ。

でも、そんなコンパクトな曲の中に、テクニカル・シンフォらしいスリリングさや美旋律、美アンサンブルがあり、エモーショナルな部分もあったりするあたり、なかなかな職人芸だと思います。これで、うまいヴォーカリストがいて、いい歌メロがあればなぁと、ヴォーカル・ファンの自分としては、やっぱり思ってしまうのでした。

ちなみにM5「Wind Up Doll Day Wind」は唯一のヴォーカル曲ですが、ヴォーカリスト、ヘタです。存在感が薄い。インスト指向で「ヴォーカルは添え物」と考えているからこんなヴォーカルなのか、それともヴォーカルがこんなだからインスト指向になったのか。いずれにしても、この程度のヴォーカルならかえってなかったほうがよかったかもと思いますわ。せっかくの演奏に水をさしてる感じです。

(2006.02.25)







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