PEKKA POHJOLA


EVERYMAN - JOKAMIES (1983年)

   ペッカ・ポホヨラ / エヴリマン - ヨカミース
    (ROKCADILLO RECORDS/POHJOLA RECORDS: PELPCD 2 / フィンランド盤CD)



jacket photo
  1. DEBT - VELKA
  2. GAOL - VELKAVANKI
  3. BLUES FOR VERNERI - BLUES VERNERILLE
  4. DEATH? - KUOLEMA?
  5. HOPE - TOIVO
  6. CORAL - KORAALI
  7. STRANGLING - KURISTUS
  8. NO WAY OUT - UMPIKUJA
  9. RELIEF - RAKKAUS-VAPAUTUS
  10. AGNUS DEI - AGNUS DEI


written, arrangede and produced by Pekka Pohjola

Pekka Pohjola: bass synthesisers
Peter Lerche: all guitars
Jussi Liski: paino synthesisers
Keimo Hirvonen: drums
Timo Vesajoki: synthesisers








フィンランド人のベース奏者。いまはソロで活動しているけれど、以前はWigwam(ウィグワム)というグループで演奏してました。Wigwamってプログレッシヴ・ロック・ファンのあいだではけっこう有名なグループなのだけど、聴いたことないや。

ソロになってからのPekka Pohjola(ペッカ・ポホヨラ)は、ニューエイジ系の優れたアーティストとして、プログレッシヴ・ロック・ファン以外の音楽ファンにも知られるようになり、日本にも何度か来てたはず。だけど自分、彼のアルバムって持ってなかったよな、たしか... と思い、ためしに入手してみました。

全体にシンセサイザーの音が支配している、いわゆるアンビエントとかニューエイジとか呼ばれるタイプの音楽。もともとは「Jokamies (Everyman)」というフィンランドのテレビ番組のために書かれた曲らしく、それもあってか、ほとんどの曲にヴォーカルもリズム隊も入っていません。自分の好み的にはあまり興味のない、聴いていて飽きてしまうことの多いタイプです。

でも、なぜかこのアルバムは、飽きない。それは、アルバム全体を通してシンセサイザーがただもやもやと鳴っているだけであまりメリハリもないままにだけどおしゃれっぽさはまぶしてある... といった感じ(に自分には聴こえる)のアンビエント・ミュージックとは違い、ときに神秘的で、ときに幻想的で、ときに厳かでと、曲想にいくらかのヴァリエーションがあるからでしょうか。また、それぞれのフレーズやメロディ自体が魅力的な美しさを持っているからかもしれません。

そして、突然響く混声合唱。これが何の違和感もなく、音楽に溶け込んでいる。

けっきょく、非常に穏やかな気分のまま、気持ちよく最後まで聴けてしまいました。

ちなみに自分、Pekkaのアルバムって持ってなかったよなぁと思っていたのですが、Pensiero! websiteを確認したら、『Visitations』というアルバムを聴いたときの雑感を自分で書いてました。このアルバムとはずいぶん感じが違うようです。ていうか、アルバム持ってるじゃん、自分。

(2006.03.21)







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