Monterey title






2000年12月29日(金)日本 晴れ

 生まれてはじめて、年末年始を海外で過ごす。行き先は、カリフォルニア州のモントレーという古い港町。

 最初はサンフランシスコを考えていた。サンフランシスコの「フィッシャーマンズ・ワーフ」がとても楽しみだった。でも、とれたホテルが、フィッシャーマンズ・ワーフから遠く、治安もあまりよくない地域。

 どうしたものかなぁと旅行ガイドをめくっていくうちに、モントレーという田舎町に「オールド・フィッシャーマンズ・ワーフ」というところがあるのを発見。さらに、モントレーはアメリカの作家、スタインベックの故郷であるサリーナスのそばで、スタインベックが若いころに住んでいた町だということもわかった。スタインベックの『ハツカネズミと人間(of mice and men)』という作品が気に入っていることもあり、急遽サンフランシスコのホテルをキャンセルし、モントレーのモーテルを予約。

 そして今日、年末のあわただしい日本をあとに、アメリカへと旅立つのだ。

 しかし、はじめてのアメリカ本土上陸だというのに、行き先がロスでもニューヨークでもサンフランシスコでもない、小さな田舎町でいいんだろうか。







 成田空港のHISのカウンターの前は、新年を海外で迎えようという人たちで長蛇の列。こんなにたくさんいるんだねぇ。テレビでは見たことがあったけど、なにも、こんなに混んでいて料金の高い時期に旅行しなくてもいいのに……いや、自分らもだな。

 カウンターでチケットを受け取って、夕食を食べに空港内のロイヤルホストへ。といっても、あと数時間後には機内食が出るので、ここは軽くクラブハウスサンドイッチとカプッチーノくらいにしておきましょう。

 17時、ユナイテッド航空852便は定刻どおり離陸。この飛行機に乗り込むのに、タラップを使った。すっごいひさしぶりだな、空港から直接ではなく、バスで飛行機の下まで行ってタラップを使うのなんて。

 離陸後、まずはオレンジジュースとピーナツを口に。機内食はなにかなぁ。

 離陸しておよそ1時間後、待望の(?)機内食。メニューは、いなり寿司とサラダ、メインはトマトソースのミートローフかコリアンダー風味にチキン・ロースト、それにチョコレートケーキがつく。メインは妻とそれぞれ別のものを頼み、少しずつつつくことに。まぁまぁの味かな。

 そうそう、赤ワインをもらいましょう。銘柄はなにかなと見てみると、ジョルジュ・デュブッフのメルローだって。デュブッフといえばボージョレーの帝王と呼ばれる人で、ボージョレー・ヌーヴォーをはじめクリュ・ボージョレーもいくつか飲んだことがあるけど、バラエタルワインもつくってるんだね。ふぅ〜ん。

 食事のあとは映画タイム。スクリーンでは『60セカンズ』と『パーフェクトストーム』が上映されているみたいだけど、自分たちの席からはよく見えない。

 まぁいいか。それよりも、ここはひたすら眠る努力をしたほうがいいね。だって、いまは日本の夜8時くらいだけど、あと5時間くらいしたらアメリカの朝早くに到着しちゃうんだから。

 と思って、がんばって眠ろうとしたんだけど、けっきょくほとんど寝られなかった……。席狭すぎだぞ、ユナイテッド。

 着陸前に軽い朝食。ドイツ風ポテトパンケーキのモルネソース、スクランブルエッグ、プルーンとパイナップルとキウイとモモのシロップづけ、それにオレンジジュース。まぁ、こんなものでしょう。

 いよいよ飛行機がサンフランシスコ空港に着陸。飛行機から降りれば、そこはカリフォルニアなんだなぁ。



モントレー初日







出発 モントレー初日 モントレー2日目 モントレー3日目 モントレー4日目 帰国







Pensiero
旅の記録 top page


inserted by FC2 system